ネイリストの主な仕事は、顧客の爪の健康を保つため丁寧にネイルケアを行ったり、ジェルネイルやつけ爪で指先を美しく彩ること。

顧客の指先の美容と健康をケアするのが主な仕事ですが、ネイルケアには通常1~2時間程度の時間がかかるため、楽しい会話で場を盛りあげたり、時には顧客の人生相談に乗るなど「言葉」による癒しの能力も必要です。

「あのネイリスト、施術は何となくイマイチなんだけど、話しをしていると癒される。
だからいつも通ってしまう」と、話術で顧客(ファン)を獲得する方もいます。
もちろんコミュニケーション力が多少劣るとしても、抜群の施術とセンスで顧客の信頼を獲得しているネイリストも。

さまざまな個性と技術で活躍するネイリスト。
そんなネイリストに向いている人の特徴や必要な資格などについて見ていきましょう。

ネイリストには国家資格はない

現在、医師や看護師、薬剤師として活躍している方は、全員国家資格を受験して合格した方ばかりです。
これら職業には国家資格が必要なので「業務独占資格」の仕事と言われています。
時々テレビで「医師免許がないのに診察をして薬を処方していたので逮捕された」なんてニュースを見ますが、医師法に違反したため捕まってしまうんですね。

ではネイリストはどうでしょうか?実はネイリストには国家資格が存在しません。
だから「私はネイリストです」と言ってネイルサロンや自宅サロンでお仕事をしても、警察から逮捕される事は絶対にありません。
国家資格は必須ではないんですね。

でもいくら国家資格不要の仕事であっても、ネイルの知識や技術がない「自称ネイリスト」に自分の体の一部をお任せする顧客がいるでしょうか?
ネイリストの国家資格は存在しませんが、いくつか民間資格があるのでそれら資格を取ることで信頼してもらうのが一般的です。

ネイリストに向いている人

ネイリストに向いている人は、まず顧客と接する事にストレスを感じにくい人。
接客業である以上、人と付き合うのが嫌だと仕事が続けにくくなります。
また美容に興味のない方も向いていません。

つまりネイリストに向いている方は、美容に興味をもち人と接するが好きで細かい作業が苦にならない人。
また、ネイルスクールや通信教育で勉強するだけの時間とお金がある事もネイリストになる前提条件となります。

ネイルサロンで働くには?

民間のネイルスクールで学び卒業した後は、ネイリスト求人を参考にしてネイルサロンに勤務する事も出来ます。
この場合資格があれば未経験者でも採用してもらえるケースが多いので、是非トライしてみましょう。
もちろん自信があれば(キャリアがあれば)自宅開業も十分可能です。

代表的なネイリスト資格とは?

ネイリスト(世界的に見るとペディキュアリストやネイルテクニシャンと呼ばれる仕事)になるためには国家資格は存在しません。
そのかわり、公益財団法人やネイル系協会が主催・認定する民間資格を取得する必要があります。

無資格でも活躍できる世界ですが、やはり顧客の体の一部に触れて施術する仕事なので、後でトラブルになった時「この仕事には国家資格がないので、私には全く責任はない」では通用しません。
施術した以上は施術者に責任はありますし、顧客もしっかりした技術と知識をもつスタッフが在籍するネイルサロンを選ぶのが一般的です。

そこでネイル系の民間資格を取得する方が、就職するにしても自宅開業に対しても断然有利なのです。
ここではネイル系の代表的な検定試験を2種類ご紹介しましょう。

ネイリスト技能検定試験

公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が主催・認定するのがこの民間ライセンスです。
1997年に始まった検定試験で、すでに受験者は累積72万2千人、さらにライセンス保持者は43万人と、ネイル系の民間資格としては最大規模です。
そのためネイル系のライセンスを取得したいなら、まずはネイリスト技能検定試験に挑戦するのが一番。

ライセンスは1級・2級・3級と取得級が設定されています。
初心者の方は、ネイルの基本的知識や技術を試す3級から受験するのが無理がなくおすすめです。
実際の求人をチェックすると、JNEC2級以上のライセンス保持者がサロン入店には有利なようです。

もちろん3級の方でも入店可能(合格級不問)なサロンもありますので、まずは3級から攻略していきましょう。

3級の合格率は約83%と高いのですが、2級以降になると約半分の40%前後になるのでしっかりした勉強が必要です。
すべての級で実技試験と筆記試験があるので、座学だけでは合格は望めません。

ネイリスト技能検定試験の概要は「日本ネイリスト検定試験センター」のHPをご確認ください。
http://www.nail-kentei.or.jp/about/about.html

ジェルネイル技能検定試験

ジェルネイル技能検定試験は、特定非営利活動法人(NPO法人)日本ネイリスト協会(JNA)が主催・認定する民間ライセンスです。
認定級は3種類。初級・中級・上級となっています。

JNA主催のジェルネイルライセンスは、すでに日本中で10万人もの方が取得しており、ジェルネイルを施術したいならもっておきたい民間資格です。
ジェルネイル初心者は、基本的な知識や技術を問う「初級」から受験するのが基本です。

独学でも勉強できるように、JNAジェルネイル技能検定試験【初級・中級・上級】のDVD付テキストが発売されています。
合格ラインに達してれば独学でも構いませんが、実技試験があるため全くの独学では合格は難しいのが現実のようですね。